
講義にもたくさんの科目があるように、看護実習も科目別に分かれています。
1年生の時には基礎看護実習を2クール、2年生時には成人急性期・慢性期実習を1クールずつ。
3年生になるともうほとんど学内にはいません。
母性看護・小児看護・周手術期看護・終末期看護は、付属の病院内で実習しました

そして精神科看護・訪問看護・幼稚園実習・老年看護実習は、院外の関連施設まで実習しに行きました。
家から近い場所で実習があるとは限りません。
精神科実習の病院は、他府県の山の中。
電車を乗り継ぎ、駅から徒歩で30分以上かかります

毎朝5時起きでした。
しかも実習は、ただ行くだけで終了ではありません。
毎日レポートを書いて、明日の看護計画の立案、担当患者さんの病気や使用薬剤について自己学習する必要があります。
もう、ヘロヘロでした

でも他施設に行くと、気分が変わって楽しい部分もありました。
幼稚園児と砂遊びしたり、電動自転車で地域の患者さんのお宅を訪問したり…。
病院以外の場で活躍する先輩ナースたちの姿を見て、「こんな働き方もあるのか」と発見もあります

特養で出会ったナースは、もうすぐ臨月の大きなお腹で患者さんの血圧測定や注射をしていました。
「資格があれば、ずっと働けるよ

もちろん体力面以外でも、辛いこともあります。
病院は患者さんたちの命を預かっている場所なので。
そこには、のちの自分の看護観や進路に大きな影響を与えるような出会いや別れがあります。
私が終末期看護実習で出会った患者さん。
私のクールが終わった後、もう会う事が出来なくなってしまいました。
予習やレポートに追われ、大変な思いで学生生活を過ごしましたが、
10年以上たった今でも彼は私に影響を与え続けてくれています。
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