
基礎看護実習は、一年生の時に2回実施されます。
戴帽式の前後に分かれて行われる、それぞれ3〜4日間の短い実習となります。
以前、看護記録や看護計画について書きましたので、それを読んだ1年生は不安になったかもしれません

でも大丈夫です。1年生と3年生では、実習の到達目標が随分違っているからです。
特に一回目の基礎看護実習は、実習というより見学のようなものです。
看護師の業務を見学したり、患者さんと会話したりするのが主な内容です。
でも、ただ単に見ているだけではいけません。
看護師の仕事を間近に見て、なぜそれが必要なのかを考えたり、患者さんの声を聞いて気持ちを察したり…。
とにかく見るものすべてが教材になります

受け持ち患者さんは一応割り当てられますが、基本的に何かを一人でするという事はありません。
初めて患者さんのベッドサイドに行く時は本当に緊張します。
「学生の自分がうろうろしていたら邪魔かもしれない…」と不安になります。
結局気まずくなってすぐに詰所に戻ってきてしまう。
でも今度は看護師さんから「そんな所でなにしているの?」と追い帰されてまた廊下をうろうろ…。
ただ会話するだけでは、お話し好きの患者さんでない場合、コミュニケーションはうまくいきません。
そこで諦めてしまわないで、看護学生らしい関わり方を考えてみましょう

まず、清拭や入浴介助、洗髪などの保清援助。
これなら自然と患者さんと距離が近くなります。
もちろん患者さんの同意を得てから行いましょう。
これらが自分で出来る患者さんとなら、散歩がお勧めです。
病院内や売店、屋上など、景色が変わると自然に会話が広がります

患者さんの療養生活を目の当たりにすることで、よりイメージしやすくなる病棟看護師の役割。
フレッシュな感性で、いろんな発見を学びに変えてください

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