ナースコール

2011年08月23日

ナースコール

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ナースコールはそれぞれの患者さんのベッドの頭もとに設置されています。

入院患者さんを受け入れた場合、ベッドに案内してテレビの使用法や金庫の鍵の管理などについて説明をしますが、ナースコールのテストも必ず行います。

コードが抜けかけなどで接触が悪くなり、ナースコールが正常に作動しない恐れがあるためです。

ナースコールはベッドサイド以外にも、病院中いたるところに設置されています病院

気分が悪くなった時に患者さんがベッドサイドにいるとは限りませんので、トイレの個室内や処置室、脱衣所、浴室…などに設置されています。

ナースコールは重症患者さんにとっては命綱となります。

日頃から誤作動がないか確認することはもちろん、患者さんの手の届く位置にあるのかをいつも確認する習慣をつけましょう。

特に環境整備の後や、全身清拭などのケア後はナースコールの位置がはじめと変わりやすいので、退室する時に患者さんと一緒にナースコールの位置を確認してください。

患者さんによっては、ボタン式のナースコールを押すことが難しいという場合もあります。

例えば、手指に変形・硬縮をきたしているような患者さんはナースコールを握って親指で押すことが出来ません。

そういう場合は、ボタンの部分だけ手の平で軽く押せば反応するような形態のものに付けかえることが可能です。

患者さんの状態に合わせて選択しましょうひらめき

よく看護師はトイレに患者さんを車椅子で移送した後に、

「終わったら呼んでください」

などと声掛けします。

転倒事故の原因の一つに、トイレの後ナースコールして下さいと伝えていたにも関わらず、自分一人で部屋に帰ろうとしてふらついて転倒した、という事があります。

もっと厳密に言うと、ナースコールをしたが、看護師が来るのが遅くて転倒してしまったり、そもそもナースコールをして看護師を呼ぶ事の必要性を患者さん側が正確に理解できていないという場合が頻繁に見受けられます。

こうなったらナースコールがいくら設置されていても意味がありません。

そこで、

「ナースコールして下さいね。」

という言葉の意味を理解している患者さんかどうかという見極めが必要になります。

そうでない場合は、そばを離れる事は望ましくありません。

とはいえ、一人で複数名の患者さんの対応をしている看護師は、転倒の危険があるひとりの患者さんに常に付きっきりというわけにはいきません。

それに転倒の危険がある患者さんが病棟に何人もいる場合や、最小限の人数で勤務している夜間や休日はもっと看護師の目が行き届かなくなるというのが現実です。

高齢者や不穏の患者さんが多い時にはもう、大げさではなく本当に走り回っていましたダッシュ(走り出すさま)

もちろん転倒・転落事故を未然に防ぐことができないこともたくさんありました。

こんな状況でずっと仕事をしてきたのですが、数年前から「離床センサー」という画期的な物品が登場しました。

いろんなタイプのものがありますが、全てナースコールに連動して作動します。

例えば、何度も

「ナースコールして下さいね。」

と指導しているにもかかわらず一人で歩いてトイレに行こうとしてしまう患者さん。

その方の頭もとのナースコールに離床センサーを設置します。

スイッチをオンにして患者さんの洋服にクリップを付けておくと、患者さんが一人で立ち上がると同時に洋服に付けていたクリップが外れて自動的にナースコールが鳴ります。

これ以外にもベッドのマットの下に敷きこんでおくと、体を起こしただけでナースコールが鳴るものや、その上を歩くと反応するマットタイプのものがあります。

このセンサーのおかげで、特に夜間の転倒転落事故はかなり未然に防ぐことができるようにはなりました。

実際にどれくらい減ったかというと…すみません、正確な数字は把握できていません。

しかし、センサーを付けているだけでスタッフ全員がその患者さんに注意するようになる事は確かです。

自分の受け持ちのチームの患者さんでなくても、離床センサーが付いている人を把握しておくだけですぐに駆けつける事ができます。

しかしこのセンサー、とても便利なんですが万能というわけではありません。

まずこのセンサーを付けることで患者さんに大きなストレスを与えてしまいます。

だって想像してみてください。

自分は看護師に用事があるとは思っていないのに、少し動くだけで

「どうされましたかexclamation&question

と言って看護師が訪床するんですよ…。

意識がはっきりしない場合や認知症の程度によっては、看護師の頻回訪床を気にされない方もいますが(いや、本当は気にされているけど、それを表出することができないだけですね。)、ほとんどの患者さんはとても嫌がられます。

「これを付けてから看護師さんが何回も来るようになって困るexclamation×2

と言って自分で取ってしまったり、看護師が気づかない間に電源がオフになっていたり…。

そしてその間に転倒転落事故が起こってしまったケースもありました。

いくら便利な機械が登場しても、人間を対象にしている看護師の仕事に「完全」「絶対」というものはありません。

離床センサーに限らず、機械を信じ過ぎるというのはよくない事です…。

このように、ナースコールは患者さんが看護師を呼ぶ時に使用するものというイメージがあるかも知れませんが、スタッフもよく使います。

例えば感染症などで隔離中の患者さんの部屋に入った後に、

「あっ、包帯忘れたあせあせ(飛び散る汗)

「思ってたよりも薬品を使ってしまって足りなくなったexclamation

という場合は、部屋の中からナースコールして他のスタッフに物品を届けてもらう事ができます。

感染症の患者さんの場合、何度も出入りすること自体が感染経路を広げていることになるので、必要最小限の回数の出入りが望ましいのです。

一番いいのは、物品の不足を予想して、忘れものがないようにすることなんですが…。

その他のスタッフもみんな忙しくしていると思うので、お願い事をしていいタイミングかどうかよく考えて声をかけましょう。(やり過ぎると怒られます 笑)

あと、患者さんが急変しているところを病室などで発見した場合もナースコールで仲間に知らせましょう。

絶対にその場を離れてはいけません。

昔新人看護師が消灯後の巡視中に患者さんの異変に気づいた時、パニックになって長い廊下を走りながら

「患者さんの息、止まってるんですけど〜あせあせ(飛び散る汗)

と大声で叫んでしまったという出来事がありました。

これじゃ、ほかの患者さんにも聞こえてしまいますし、自分がその場を離れている間に何か他の事態が起きるかもしれません。

こういう時はすぐにナースコールでメンバー全員に知らせなくてはいけません。

メンバーが到着するまでに時間を確認した後、意識レベル・脈拍・自発呼吸の有無をチェックするなど、やるべきことはたくさんあります。

その他、トイレで意識を失った患者さんを発見した看護師がナースコールしてきたのですぐに駆けつけると、洋式便器に座ったまま意識を失いかけている患者さんの転落を防ごうと必死で患者さんと抱き合っていた、という事もありました。

こんな時ナースコールを使わなかったら、その患者さんはとっくに転落していたところですね。

新人時代は自分がナースコールして先輩を呼ぶなんて恐れ多いと感じてしまうかも知れませんが(笑)大丈夫です。

私たちの一番の仕事は患者さんの安全を守るということです。この考えに新人も先輩もありません。

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posted by 看護師ミキ at 11:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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