インシデントレポート

2011年09月14日

インシデントレポート

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病院スタッフのなかで患者さんに関わる時間が一番長い職種は看護師です病院

患者さんの治療を行う医師は、外来や検査室、手術室を行ったり来たりしているので、入院患者さんとずーっと接しているというわけではありませんダッシュ(走り出すさま)

一方病棟看護師は医師とは違って、点滴や採血、内服薬の管理、検査・手術出し、入浴介助、おむつ交換…など、患者さんの治療から日常生活に至るまでの、入院患者さんに関すること全てを仕事の範囲としています。

そのため看護師は、医療事故に関わるリスクがとても高い職種であるということができます。

インシデントレポートとは、「事故報告書」のことで、自分が医療事故にかかわった時に記入します。

各施設によって多少の差はありますが、インシデントレベルは0〜5までの6段階に分けられていることがほとんどです。

レベル0は、異常が起きたけれど実際には患者さんには施行されてしまう前に気づいたために影響が出なかった、という事例です。

「ヒヤリハット」というやつですねー(長音記号2)

例えば…

「術後使用予定だった電気毛布が故障していて異常に熱くなっていることに気づき、すぐにとり変えたために患者さんにやけどを負わすことにはならなかった」

「内服薬を準備している時に錠数を間違っていたが、ダブルチェックしたもう一人の看護師が間違いに気づいたために患者さんには影響が出なかった」


というような事です。

こういうことが起きた時、一瞬心拍数が跳ね上がります揺れるハート

そして

「危なかったexclamation

「よかった、間に合ったexclamation

と、看護師同士手に手を取り合って胸をなでおろしますひらめき

そしてすぐに忘れます…ー(長音記号1)

しかし、このゼロレベル(ヒヤリハット)報告こそが、甚大な事故を未然に防ぐのに一番有効とされています。

それはなぜかexclamation&question

ここには驚くべきある法則が隠されているからです。

「1つの大きな事故が起こる背景には、29の小さな事故があり、さらにその背景には300もの異常(ヒヤリハット)が存在している」

これはハインリッヒの法則というものです。

ハインリッヒは損保会社で働いている時に、5000件を超える労働災害について統計学的に分析し、このような法則を導き出しました。

この法則に則って考えると、院内で起こる多数のヒヤリハットを、

「大事に至らなくてよかったよね〜exclamation

と言って忘れていていいわけないですよねパンチ

事故というまでもないけれど、ヒヤリとしたりハッとしたりした出来事をレポートし、メンバー全員に通達する。

これは絶対に効果的なはずexclamation…なのですが、実際に報告されているインシデントレポートのうち、ゼロレベルのものはあまり見かけませんでした。

(すみません、正確な数値まであげることができないのですが…)

これも「慣れ」の一種でしょうか…ふらふら

それとも「結果オーライ」の意識の現れexclamation&question

とにかく、看護師たちがインシデントレポートを書くのを忌み嫌っていたことは確かです。(笑)

理由は一つ、

「そんな暇ないexclamation

これが現実ですがく〜(落胆した顔)

しかし、ゼロレベル以上の報告は絶対にされていました。

って言っても、事故が起こったから書いているという時点で何の自慢にもならないのですが…たらーっ(汗)

様式はそれぞれのチェック項目に印を入れて、再発防止策を書きこむといったものです。

もちろん事故が起きた時、インシデントレポートを提出したからそれでよしexclamationではありません。

インシデントが起きるたびに、カンファレンスを開き、再発防止策について話し合います。

この話し合いは、事故の当事者からすれば「針のむしろ」のような時間です。

責められているわけではなくても、事故を防ぐことができなかった自分を責めて、落ち込みます。

一年目の時もショックですが、何年目になろうとやはりショックです。

またレポートを書くのは後からでもかまいませんが、優先するのは患者さんの対応だという事を忘れないように…。

患者さんへの影響の大きさによらず、事実をありのままに報告し、場合によっては医師の診察を受けなくてはなりません。

あと、転倒転落事故の回でも少しお話しましたが、レポートやカルテには「事実だけ」書いてください。

患者さんが転倒する瞬間を見たわけではない時には、決して「転倒しているところを発見した。」と書いてはいけません。

「訪床時、床にうつぶせになっている。」

というように書きましょう。

インシデントレポートや事故発生時のカルテは、法的な意味を持つ文章として取り扱われます。

気をつけましょう。

自分がインシデントに関わった時にレポートを書く事はもちろん大切な事ですが、同じくらい重要な事は

「他のメンバーのインシデントレポートを読むこと」

だと思います。

頭で考えたことや、本で読んだ知識だけじゃだめexclamation

「なぜそのような行動をとってしまったのかexclamation&question

「同じ状況に立たされた時、自分ならどうするのかexclamation&question

こういう想像力を働かせることが臨床での応用力を鍛える事に直結しますグッド(上向き矢印)

日頃から真摯な気持ちで実際に起きてしまった事故に向き合っていると、失敗してしまった仲間を責めるようなことなんて出来なくなります。

明日は我が身ですから…。

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posted by 看護師ミキ at 05:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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