新しい環境にすぐには適応できない老人の方は、入院して間もなく、見当識障害になる患者さんが多くいらっしゃいます。
多いのは徘徊。
いつもはしっかりしており痴呆などない方が、入院などして環境が変わるとおかしくなってしまう方もいます。
新しい環境に適応するという能力が低下しているので仕方のないことなのですが、真夜中の徘徊は危険が伴います。
注意して観察していないと、どこにお出かけしているか分かりませんし、ある時は別の患者さんのベッドに潜り込んでいたり、違う病棟に遊びに行っていたり……
いつかは、深夜帯に入院して、すぐにわけが分からなくなった患者さんが興奮し、「兵隊の帽子を探さないといけないんだ!!」と言い、病棟中を探すのに付き合った事もあります。
他の患者さんの様子ももちろん心配だが、そんな患者さんも放ってはおけません。
途中で倒れたりしていたら大変ですから。
そんなですから、真夜中の徘徊は、私たち看護師の体力も一気に奪っていきます。
これも仕事の一つなんですけどね。
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