普通高校卒業後、
1.看護専門学校に三年
2.看護短期大学に三年
3.大学(看護科)に四年
それぞれに行き、看護師国家試験を受験し、合格すると看護師になれます。逆に言えば、何年も学校へ通わなければなりません。
もし、何年も学校へ通うことができないという方には、「看護助手」というお仕事もおすすめです。
「看護助手」とは、看護チームの一員としてスムーズな看護が行われるように、看護師のアシスタント業務をする人のことです。
医療行為は行いませんが、患者さんと身近に接してお世話をするという、大事な役割です。
具体的な看護助手の業務内容は、
●食事介助(配膳・下膳、食事の介助、摂取状況の観察や見守り)
●環境整備(室温や採光・換気の管理、掃除やゴミの処理、ベッドメイキングなど)
●移動・移乗介助(ベッドから車いすなどへの移乗、体位・姿勢交換の介助)
●整容・保清介助(洗顔、洗髪、爪切り、着替えの介助など、患者さんの身の回りのお世話)
●入浴介助
●排泄介助
●メッセンジャー業務(カルテや伝票・検査物などを医師や看護師、各検査室などに運びます)
などです。
看護助手の講座は、学習期間が「標準:約1ヵ月〜1.5ヵ月」(実技18時間、講義12時間の全30時間)になります。
もちろん、何年も勉強を続けることは大変だと思いますが、長期的に見ると、やはり看護師になりたい方は看護師の学校へ行くことをおすすめします。
ただ、いろいろな事情により何年も学校へ通えない方は、どんな仕事なのか、またどのような講座があるのか、資料請求などして調べてみましょう。
「看護助手」の講座は介護・医療系に特化した資格スクール大手で数多くの受講生を輩出している、ニチイ学館がおすすめです。