看護師、と一言に言っても、働き方は様々です。
病院、クリニック、介護施設、企業といった働く場所はもちろん、勤務形態も常勤、非常勤、交代制、日勤のみ、夜勤専門、派遣に単発アルバイトまで多様です。
キャリアアップを目指す看護師も多く、専門性の高い看護を提供するための、認定看護師や専門看護師のいる病院も、今は珍しくありません。
私は、看護師になってから、14年ほど働いてきましたが、その間には、いくつかの分野で、またいくつかの職場を経験してきました。
総合病院(神経内科・脳神経外科、循環器内科)、訪問入浴、有料老人ホーム、療養型病院、老人介護保健施設、小規模多機能型居宅介護施設などです。
また、看護師以外の仕事や趣味、ボランティアといった様々な経験もしてきました。
ゴスペルクワイア、バンド、居酒屋バイト、バレーボール、映画制作の専門学校、エキストラ、韓国語や中国語レッスン、韓国と中国旅行、祭りのボランティアスタッフ、子供の夏休みキャンプのボランティアスタッフ、など多種多様です。
今思えば、看護師という安定した基盤があったからこそ、経験できたことだと思います。
これまでの歩みを振り返ると、仕事が楽しくてしょうがなかった時期や、仕事もプライベートも充実して疲れ知らずの時期があったかと思えば、仕事に行くのが嫌で嫌で心身ともに不調をきたしたことまで、良くも悪くも大きな波を超えて、今日までやって来ました。
どんな仕事でもやりがいや楽しいことだけではないのは、わかっています。
ただ、看護師として働いていると、普通に生活していたら見ることのない、他人が見せたがらなかったり隠したい部分、それは体の一部分であったり、心の奥底や本性だったり、人が死ぬことだったりを目の当たりにします。
遺産相続でもめる親族や、資産家で身寄りのない高齢者にたかる宗教関係者、病気で倒れたホームレスのその後、親分の最期の日・・・などなど、小説にも出てきそうな場面を、実際にこの目で見てきました。
病気や障害、老化で心が弱っている人たちからは、これまた心の底からあふれてくる、深刻な悩みをたくさん聞いてきました。
そういうことに日々、見聞きして触れていると、多少は人間強くなります。
その強くなった集団が、看護師の働く環境、ということになります。
「看護師は優しさだけじゃやってられないよ。」と、1年目で主任に強く言われました。
看護師の働く環境の様を、よく言い当てていると思います。
そういう環境で上手くやっていくには自分も強くならないといけませんが、誰でもそうなれるとは限りません。
かく言う私も、そのうちの一人です。
それが何度かの転職に至った理由にもなりました。
看護師を目指したあの時から、何度かの転職を経験して、今現在は介護支援専門員として働いています。
経験してきたいくつかの分野での仕事の話はもちろん、看護師のプライベートな部分の話まで、私自身や出会ってきた仲間たちが抱えていた悩みなどを、じっくり書いていきたいと思います。
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