
看護師として働き出し、少しずつ経験や現場での知識を重ねていくうちに気づいたことがあります。
それは、仕事ができる看護師とはアセスメントが上手✨な看護師だということ

学生の頃から何度も何度も耳にする言葉、アセスメントとは看護過程におけるプロセスのひとつ。
患者さんの主観的情報(痛いなどの訴え、言動)と客観的情報(看護師から見た患者さんのようす・バイタルサインや検査データ、表情や皮膚の色など)から患者さんの身にどんなことが起きているのか情報を集め
そしてその情報から現在患者さんが抱えている問題・またはこれから起こりうる問題や優先度を判断し、どんな看護ケアが必要か考えていくのです。
学生時代とは違い、病院で働く看護師は1日に数名の患者を受け持ちます。
それぞれの患者さんについて、申し送りで得た情報、カルテの記録、最近の検査データ、そして実際にベッドサイドに行き自分で得た情報…など
患者さんをとりまく全ての情報を即座に自分の頭の中で整理し、問題を推測、判断することが日々求められます。
以前、高齢の寝たきりの患者さんのオムツ交換をしようと患者さんの身体に触れると朝の検温時より体温が熱いことに気づきました。
すぐ検温すると38°Cの発熱が💦
そこからは「この発熱はどのような理由によるもので、どうしたらいいのか」を考えます。
肺雑音はどうか、最近の水分出納や食事摂取量はどうか、表情や言動は?頭の中フル稼働です♒
オムツを替えるといつもより尿量が少なく尿混濁がみられたので、尿路感染症ではないか?と疑いました。
このように、アセスメントができると、医師への伝達もスムーズにいきます。
「先生、〇〇さんが39度の発熱です。尿量減少と尿混濁があるので尿路感染症かもしれません」と根拠をもって伝えることができ、医師も指示を出しやすいのです✨
アセスメントの上達には、まず患者さんをしっかり観察することがポイント!
そして少しでも「あれ?」「おや?」と疑問に思ったこと、引っかることがあれば、その直感は絶対に無視せず、よく考えてみて下さい。
まわりのスタッフに相談してもいいのです‼
そして、もう一つ記録に残すことも大切です。
私が以前勤めていた病院の看護記録はSOAP方式をとっていました。
しかし業務が忙しいと記録の時間が十分になく、A(アセスメント)P(看護プラン)までしっかりと記入する看護師は少なかったのが現実。
なにか一言でもアセスメントを残すことで、自分の患者さんに対する見解を他スタッフに伝え共有することができます。
自分の考えが間違っているかもしれないと不安になることもありますが、日頃からアセスメントをしっかりする癖をつけるためにも、記録をしっかり記入することをおすすめします。
アセスメントの上達は簡単に身につくものではないですが、日々患者さんと真摯に向き合うことで自然と上達するはずです✌
私が年収150万アップを勝ち取れた転職はこちら
